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2012 年度 実績報告書

「くるみん」企業の推進に関する研究-職場の次世代育成と男女平等の実現に向けて-

研究課題

研究課題/領域番号 22700712
研究機関高知大学

研究代表者

森田 美佐  高知大学, 教育研究部人文社会科学系, 准教授 (20403868)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード企業 / 家族 / ジェンダー
研究概要

日本では、とりわけ人口減少が進む中、少子化が問題視され、社会を挙げての子育て支援の重要性が指摘されている。その中で子育て支援には、直接的な子育て支援のみならず、男性を含めた働き方の見直しや、仕事と生活の調和の必要性とその具体的な実践が求められている。
このような情勢の中で、企業の子育て支援の推進が必要とされているが、実際のところ、企業の次世代育成支援は、本当に次世代の育成を支援しているのか?つまりそれは、子どもの育ちと、親(男女従業員)の家庭生活・職業生活が調和する環境につながっているのだろうか。
そこで本研究は、より人間らしく、ゆとりある職業生活・家庭生活を、男女が営むことができるような、そして職場の男女不平等が起こらないような社会を目指すため、仕事と生活の調和に関する調査から、子育てに支援的でジェンダー平等な職場環境の実現可能性を検討した。本研究は特にジェンダー、キャリア、家庭責任に焦点を当てた。
その結果、子育てに支援的でジェンダー平等な職場環境のために、特に国から両立支援の取り組みの認定を受けた企業では、職場環境(特に制度や働き方の見直し)の改革に、主体的に取り組んでいた。またそれらの企業は、自社の取り組みを前向きにとらえており、そこで働く従業員も、企業の取り組みを評価していた(但し課題も散見された)。加えて、企業が実施する働き方の変革のみならず、働く者ひとりひとりが、個人・家庭生活の質を見直すことも、従業員の仕事と子育ての両立のしやすさや、ジェンダー平等に対して効果的であることがうかがえた。生活の経営は、家庭生活の運営のみならず、人間らしい労働の形成にも貢献すると思われる。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 「両立支援」をめぐる現状と課題2012

    • 著者名/発表者名
      森田美佐
    • 雑誌名

      高知大学学術研究報告

      巻: 61巻 ページ: 225-233

    • URL

      http://hdl.handle.net/10126/5097

  • [学会発表] A Study of Japanese “Work-Life Balance” Companies For Gender Equality and Well-being of Families

    • 著者名/発表者名
      森田美佐
    • 学会等名
      国際家政学会
    • 発表場所
      メルボルンコンベンション&エキシビションセンター(オーストラリア・メルボルン)
  • [学会発表] Why are Japanese Mothers so sorry for people in Public?

    • 著者名/発表者名
      中谷奈津子・森田美佐
    • 学会等名
      国際家政学会
    • 発表場所
      メルボルンコンベンション&エキシビションセンター(オーストラリア・メルボルン)
  • [学会発表] 家庭科における「子育てしやすい」社会に向けた学びに関する研究

    • 著者名/発表者名
      森田美佐
    • 学会等名
      日本家庭科教育学会
    • 発表場所
      聖心女子大学(東京)

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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