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2011 年度 研究成果報告書

不完全雇用社会におけるワーク・ライフ・バランス概念の位置づけ

研究課題

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研究課題/領域番号 22700717
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生活科学一般
研究機関専修大学

研究代表者

鈴木 奈穂美  専修大学, 経済学部, 准教授 (10386302)

研究期間 (年度) 2010 – 2011
キーワードワーク・ライフ・バランス / 生活時間 / 地域・市民活動者 / 生活の社会化 / 生活の個人化 / ディーセント・ワーク / エンパワーメント / 公共性
研究概要

本研究の目的は,日本人の賃金労働,家事労働,地域・市民活動,その他の活動とのバランスの実態を検討し,多様なリスクやライフコースに対応したワーク・ライフ・バランス(以下, WLBという)論のフレームワークを構築していくことにあった。研究枠組みは,(1) WLBに関する政策の整理,(2) WLBに関する先行研究の分析,(3)公共性概念をふまえたWLB論が求められる社会的背景の分析,(4)公共性概念をふまえたWLB論を構成する下位概念の分析,(5)時間配分にみる地域・市民活動者のWLBの分析によって構成されている。結果,今後のWLB論では,公共性概念を明確にするため,ディセント・ワーク,エンパワーメント,共助といった概念を含んだ理論を構築していく必要があると共に,さらなる実証分析が不可欠であることが示唆された。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 釧路市の自立支援プログラムと社会的排除/包摂概念2011

    • 著者名/発表者名
      鈴木奈穂美
    • 雑誌名

      専修大学社会科学研究所月報

      巻: No.582 ページ: 36-58

  • [雑誌論文] ワーク・ライフ・バランス論における公共性概念の位置づけ2010

    • 著者名/発表者名
      鈴木奈穂美
    • 雑誌名

      専修大学社会科学研究所月報

      巻: No.570 ページ: 2-17

  • [雑誌論文] エンパワーメント概念の潮流と戦略的エンパワーメント政策の弊害2010

    • 著者名/発表者名
      鈴木奈穂美
    • 雑誌名

      専修大学人文科学研究所月報

      巻: No.246 ページ: 1-13

  • [学会発表] ジェンダーアプローチからみるボランティア活動者の時間配分2011

    • 著者名/発表者名
      鈴木奈穂美
    • 学会等名
      経済統計学会第55回全国研究大会
    • 発表場所
      中央大学
    • 年月日
      2011-09-15
  • [学会発表] 「生活の社会化」論における「生活の互助化」概念の再考と地域活動者のエンパワメント2010

    • 著者名/発表者名
      鈴木奈穂美
    • 学会等名
      (社)日本家政学会第62回大会
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2010-05-30

URL: 

公開日: 2013-07-31  

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