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2012 年度 実績報告書

都市近郊の離島集落における二拠点居住型生活の展開に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22700729
研究機関西日本工業大学

研究代表者

八木 健太郎  西日本工業大学, デザイン学部, 准教授 (30352222)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード離島 / 限界集落 / 都市農村交流 / 瀬戸内海 / 二拠点居住 / 持続可能性
研究概要

平成23年度に引き続き、瀬戸内海の離島集落における二拠点居住形態の実態について、研究対象として選択した広島県三原市小佐木島を中心として、島における生活を継承していく可能性を検証するという観点から、島の集落関係者や島の活性化に関わる団体・財団等に対して、島への訪問傾向や属性に関する調査を実施し、その実態を把握、分析し、小佐木島の将来の生活のあり方の可能性を検証した。
平成23年度までは、本研究の第一の目的である、二拠点居住の発生のメカニズムを明らかにするという目的に沿って調査と分析を行ってきた。それをふまえて、平成24年度は、本研究の第二の目的である、異なる世代の異なる生活スタイルを世代間で受け継ぎつつ集落活動が継続する可能性の検証を行った。
本研究の実施期間内においては、異なる世代間において異なる生活スタイルが継承され得るかという仮説に対して、一部に該当する事例を確認することはできたものの、その継承サイクルが完全に成り立っているかどうかという点に関しては、三年間の期間では明確な結論を得ることができなかった。
他方、本研究を通して、集落活動の継続という観点からは、島には定住しないながらも集落に関与しながら生活する多様なスタイル・パターンの存在が明らかになり、こうした集落への関与の多様性が定住に依存しない集落の持続可能性を切り開いていく可能性が見出された。
平成24年度にはこれらの成果が国際学会(The 9th International Symposium on Architectural Interchanges in Asia)において発表されている。
また、定住に依存しない集落の持続可能性については、平成25年度以降も、新たに科学研究費の支援を受け、研究を行うことになっている。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Migration Patterns and the Future of a Marginal Community2012

    • 著者名/発表者名
      Kentaro Yagi
    • 雑誌名

      Proceedings of the 9th International Symposium on Architectural Interchanges in Asia

      巻: USB Flash Drive ページ: 6p

    • 査読あり
  • [備考] 八木研究室:研究活動

    • URL

      http://www.nishitech.ac.jp/~yagi/doc/research.html

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公開日: 2014-07-24  

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