研究概要 |
本研究の目的は,日本の住宅内部の実態に則した着衣熱抵抗を定量的に示すことである.自宅でくつろいでいるときの衣服と姿勢の実態についてアンケート調査を行なった.さらに,アンケート調査結果に基づいた衣服組み合わせと姿勢の実態に則した条件で,サーマルマネキンを使った着衣熱抵抗測定実験を行った.衣服の身体に対するゆとりの違いが着衣熱抵抗に影響を及ぼす影響を検討し,日本の住宅内部の温熱環境評価を行う際には,着られている衣服の組み合わせ,身体に対するゆとり,さらに姿勢を考慮する必要があることを示した.
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