睡眠関連摂食障害(Sleep-related eating disorder: SRED)は、夜間睡眠中もしくは半覚醒状態で、無意識に食物の摂取や飲水を繰り返す病態である。本研究では、SREDの背景要因ならびに有病率について統合的な探索を行った。まず、SREDをスクリーニングしうるミュンヘン・パラソムニア・スクリーニング日本語版を作成した。本調査票を用いて横断研究を実施した結果、若年者でのSRED有病率は5.5%であった。また臨床連続例研究の結果、1次性ならびに2次性でSREDの臨床的特徴が異なることが示唆された。
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