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2012 年度 実績報告書

理工系産業人・技術者のための即効性実験教育の研究

研究課題

研究課題/領域番号 22700786
研究機関横浜国立大学

研究代表者

伊藤 大輔  横浜国立大学, 工学研究院, 特別研究教員 (90436759)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード技術者教育 / 実験教育 / リカレント教育 / 教材 / 腐食
研究概要

本研究は、理工系産業人・技術者に対する即効性実験教育教材の開発及びその実施による教育効果の検証を目的とした。対象は、保安技術者であり、「腐食と防食」を取り上げ、実験教育教材の開発、それを用いた教育講座の実施及び教育効果の検証を行い、日本独自の技術者教育システムの確立を目指した。
検討した項目・成果は、第一に腐食防食技術を理解できる実験内容・キット及び教育講座の開発であり、大学の公開講座で実施してきた一般技術者向けの内容を各産業分野に特化した内容へと再構築および再開発した。特に、現場技術者がスムーズに理解し、習得した内容を実現場ですぐに活かすことができるように、講義および実験の導入とまとめ部分に事例や問題点等を議論できる内容を積極的に取り入れた。また、専門分野の異なる初学者にも十分理解できる内容や説明の時間配分等を工夫したカリキュラムを作成した。第二に、効果的な実験テキスト及び説明用資料の作成を行い、受講者がその場でさらに復習として活用できるテキストとして編集した。これらを用い、実際に化学プラント技術者、水道関連技術者に対して、模擬出張講座を実施した。講座実施前に、各個人の腐食防食に対する認識度、理解度をアンケートにより調査し、実施後に再度内容の理解度を調査した。その結果、腐食に関する原理原則を深く理解することができ、また現場の腐食現象の不明な部分を解決できたという意見が多数あった。また、腐食防食以外の内容で、このような形式の実験講座の新規開発に対する要望も多数あった。本研究では、習得した内容が実際の現場でどの程度活用されているかまでの追跡調査は不十分である。今後は、教育効果の評価方法を検討し、さらに実験講座の普及を目指していく予定である。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 現場における問題解決能力向上を目指した技術者実験教育の試行2012

    • 著者名/発表者名
      伊藤大輔
    • 学会等名
      日本産業教育学会第53回大会
    • 発表場所
      金沢大学・角間キャンパス
    • 年月日
      20121020-20121022

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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