• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

即時フィードバック装置を活用した医師のコミュニケーション能力育成の包括的支援

研究課題

研究課題/領域番号 22700798
研究機関東北大学

研究代表者

中島 平  東北大学, 教育情報学研究部, 准教授 (30312614)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード医学教育 / 医療面接 / 模擬患者 / OSCE / 即時フィードバック / PF-NOTE / コミュニケーション教育 / 教育工学
研究概要

平成24年度の研究成果として、論文誌1件、国際会議発表1件、国内会議発表4件、紀要3件があった。そのうち国際会議発表では、Outstanding Poster Awardを受賞した。主要な研究成果の具体的な内容としては以下が挙げられる。
・医学部OSCE(客観的臨床能力試験)のための標準模擬患者の育成を目的として、開発したシステム、すなわち手書き入力機能を組み込んだPF-NOTEを実際に適用し、文脈の中で質問に対して同一の回答をする能力が育成されるという成果を発表した。
・言語聴覚士の訓練において、模擬患者育成とOSCEのための学生トレーニングにPF-NOTEを活用し、その有効性を示した。
・本研究で開発したシステムは、医学教育のみならず、一般的なコミュニケーション教育にも活用できる。具体的には、子育て支援の応用、教職を目指す学生のための模擬授業振り返りなどへの応用を示した。
これらの成果から導き出される本研究の意義を述べる。最も重要な成果としては、これまで開発してきたシステムが、本質的に学習者にどのようなポジティブな影響を及ぼせるかが明らかになった点である。このことにより、実際にどのように授業や演習の中で使用すれば、より効果的な学習成果が得られるかが明らかになった。具体的には、パフォーマンスのフィードバックをする際に、そのフィードバックの根拠となる映像、そしてその評価を同時に学習者に開示することにより、証拠に基づくパフォーマンス改善の、焦点化された議論が可能となる。一方で、本システムの使用による学習者へのインパクトが大きいために、必ずポジティブなフィードバックも与えるなど、学習者への精神的な配慮が必要であることも明らかになった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 手書きパッドによる授業リフレクション支援のツール開発2012

    • 著者名/発表者名
      三浦和美
    • 雑誌名

      日本教育工学会論文誌

      巻: 36 ページ: 261-269

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ビデオ映像とレスポンスアナライザを利用した授業改善のためのeポートフォリオシステム2012

    • 著者名/発表者名
      川口慧
    • 雑誌名

      教育情報学研究

      巻: 11 ページ: 69-74

    • 査読あり
  • [雑誌論文] コンピュータを用いた文書作成作業の再開支援システム2012

    • 著者名/発表者名
      錦織 俊之
    • 雑誌名

      教育情報学研究

      巻: 11 ページ: 75-80

    • 査読あり
  • [学会発表] A System for Reflective Learning using Handwriting Tablet Devices for Real-time Event Bookmarking into Simultaneously Recorded Videos2012

    • 著者名/発表者名
      Taira Nakajima
    • 学会等名
      ED-MEDIA
    • 発表場所
      Denver, America
    • 年月日
      20120626-20120629

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi