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2010 年度 実績報告書

「探求の共同体」に基づいたプロジェクト学習支援システムの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 22700808
研究機関金沢大学

研究代表者

山田 政寛  金沢大学, 大学教育開発・支援センター, 准教授 (10466831)

キーワード探求の共同体 / プロジェクト学習 / CMC(Computer-Mediated Communication) / 社会的存在感 / 認知的存在感 / 社会的支援 / ソーシャルメディア / 認知的ツール
研究概要

本研究では「探求の共同体」概念を踏まえたプロジェクト学習支援システムの構築と評価を行う者である。平成22年度ではシステムの基本となる社会的存在感の調査、システムのプロトタイプの開発、ならびに授業における実践評価を行った。社会的存在感についてはGarrisonら(2000)が提唱する「探求の共同体」に基づくため、先行研究レビューを行い、社会的存在感の発言について分類を行った。システムではコミュニケーション部分とコンセプトマップと連動したシステムを構築し、コミュニケーション部分では社会的存在感のカテゴリーによって発言の背景色を変えられるようにした。授業におけるプロトタイプ評価では、発言の分類によるコミュニケーションの楽しさ、わかりやすさが向上し、コンセプトマップなどの認知ツールや資料を共有する機能と連動することで、活発なコミュニケーションベースの学習ができると受講渚に認識されていることがわかった。しかし、自己開示などが活性化されていないこと、社会的存在感が直感的に把握しづらい、グループ全体として活発化したコミュニケーションになっているのか把握しにくいという問題点が指摘され、システムの修正を行っており、社会的存在感に関連する発言をどの学習者間で交わされているのか、返信数によって社会的存在感の強さが直感的にわかるよう、ネットワーク図のメタファーを使い、表現する機能が追加された。今年度もシステム修正を行い、実験的実験と再度、形成的評価を行う予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] SNSを活用した教育・学習の実践・評価2011

    • 著者名/発表者名
      村上正行・山田政寛・山川修
    • 雑誌名

      教育システム情報学会誌

      巻: 28(1) ページ: 36-46

    • 査読あり
  • [雑誌論文] The Development and Evaluation of CSCL based on Social Presence2010

    • 著者名/発表者名
      Yamada, M
    • 雑誌名

      Proceedings of e-Learn 2010

      ページ: 2304-2309

  • [学会発表] 学習の動機づけのための協調学習環境のデザイン2011

    • 著者名/発表者名
      山田政寛
    • 学会等名
      北海道大学情報基盤センター公開国際シンポジウム「ICT+自律学習+動機づけ」
    • 年月日
      2011-02-19

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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