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2010 年度 実績報告書

カードゲームの構造に関する知識整理に基づいた学習ゲーム生成システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22700816
研究機関九州工業大学

研究代表者

梅津 孝信  九州工業大学, 大学院・情報工学研究院, 助教 (80432954)

キーワード教育工学 / e-ラーニング / オーサリング / オントロジー / エデュテイメント
研究概要

カードゲーム形式で問題を解かせるドリル型の学習教材について,その構成に関する知識整理[1]と,その整理された知識に基づいて開発された,学習教材を教師や学習者の要求に応じて生成するシステム[2]を,研究成果として実現した.
[1]学習用カードゲームの構成要素オントロジーの構築
カードゲームを構成する要素を,その性質や機能で整理し,要素間の類似関係や包含関係などの関係性を記述した知識を構築した.また,その知識を用いて,カードゲームの構成パターンを整理した.さらに,別研究の成果である,既存ゲームへの学習要素組み込み手法を組み込み,学習用カードゲームの構成要素を整理した知識へと発展させた.
[2]学習カードゲーム生成システムの開発
パーツを組み合わせる形式でベースとなるゲームのルールを入力し,さらに学習者に解かせたい問題を入力することで,Webブラウザ上で動作する学習教材を生成するシステムを開発した,入力用のパーツや,その組み合わせをゲームとして動作させる機構の開発は,学習用カードゲームの構成要素オントロジーを元にして実現されている.
これらの成果により,ユーザはWebブラウザ上で動作する学習教材を簡単に入手することができるようになった.通常ならば学習用ゲームの開発には,ベースとなるゲームの考案と,そのゲームに学習活動を組み込む方法の考案,そしてプログラミングによるシステムの実装が必要であり,それらに関する経験やセンスを必要とする.しかし今回開発したシステムでは,その経験やセンスの持ち合わせがないユーザであっても学習教材を機械的な作業で生成することができる.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] Detection and Improvement of Low Efficient Learning Game Made by Automatic Generator2010

    • 著者名/発表者名
      Takanobu UMETSU
    • 学会等名
      International Conference on Computers in Education 2010
    • 発表場所
      Malaysia
    • 年月日
      2010-11-29
  • [学会発表] 学習用カードゲームの半自動生成-低効率ゲームの検出とその改良法-2010

    • 著者名/発表者名
      梅津孝信
    • 学会等名
      第35回教育システム情報学会全国大会
    • 発表場所
      北海道大学(北海道)
    • 年月日
      2010-08-28
  • [学会発表] カードゲーム構成要素のモデル化とそれに基づく学習用ゲームの半自動生成2010

    • 著者名/発表者名
      東卓弥
    • 学会等名
      第35回教育システム情報学会全国大会
    • 発表場所
      北海道大学(北海道)
    • 年月日
      2010-08-28

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公開日: 2012-07-19  

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