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2011 年度 実績報告書

カードゲームの構造に関する知識整理に基づいた学習ゲーム生成システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22700816
研究機関九州工業大学

研究代表者

梅津 孝信  九州工業大学, 大学院・情報工学研究院, 助教 (80432954)

キーワード教育工学 / エデュテイメント / オーサリング / オントロジー
研究概要

カードゲーム形式で問題を解かせるドリル型の学習教材について,その構成に関する知識整理[1][2][3]を行い,その知識に基づいて,学習教材を教師や学習者の要求に応じて生成・分析するシステム[4]を,研究成果として実現した.
[1]学習用カードゲームのルール記述語句の整理
これまでの研究で,学習用カードゲームを構成する要素を性質や機能で整理した知識の構築を達成していた.その整理された知識と,一般的にカードゲーム世界の説明に用いられる文章との間にあるギャップをis-aやpart-ofなどの関係を用いて埋め,学習用カードゲームに親しみのない者にも理解が可能となるよう整理した.
[2]学習発生要因の解明およびその要因と学習用ゲームの構成要素との関係の整理
実験等を通して,学習用ゲームにおいて学習はなぜ発生するのかを明らかにした.さらに学習発生要因と学習用ゲームの構成要素の関係を整理した.
[3]学習発生要因に関する分析を行うアルゴリズムの構築と実装
学習発生要因についての知識を利用し,実際の学習用ゲームを学習活動の発生という観点から分析するアルゴリズムを構築した.
[4]学習用カードゲーム生成システムの改良と実践的評価実験
上記の成果を,以前開発した学習用カードゲーム生成システムに組み込み,改良した.また,その有用性を実戦使用により確かめた.
これらの成果により,特に知識のないユーザであっても,Webブラウザ上で動作する学習教材を,機械的な入力作業で簡単に入手することができるようになった.
また,このシステムで生成された学習用カードゲームに加え,既存の学習用カードゲームであっても,その学習発生要因について特徴分析ができるようになった.運用が容易になることに加え,改良にも役立てることができる.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 2011

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ルール記述語句の整理による学習用ゲーム環境のオーサリング支援2012

    • 著者名/発表者名
      梅津孝信
    • 学会等名
      第26回人工知能学会全国大会
    • 発表場所
      山口県教育会館
    • 年月日
      20120612-20120615
  • [学会発表] Ontological Approach to Support Authoring for Game-Based Learning Environments2011

    • 著者名/発表者名
      Takanobu UMETSU
    • 学会等名
      International Conference on Computers in Education 2011
    • 発表場所
      Meridien Chiang Mai Hotel, Thailand
    • 年月日
      2011-11-30

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公開日: 2013-06-26  

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