• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実績報告書

AR型室内フィールドワークによる仮想化技術学習支援環境の構築

研究課題

研究課題/領域番号 22700822
研究機関千葉工業大学

研究代表者

中川 泰宏  千葉工業大学, 情報科学部, 助教 (60348365)

キーワード教育工学 / ネットワーク / AR
研究概要

本研究では,コンピュータネットワークにおける仮想化技術の発展を背景に,これら技術の学習者が、情報の可視化を通じてより理解を促進するためのAR型室内フィールドワーク学習を提案することを目的としている.平成22年度は,このフィールドワーク内のARアプリケーションで利用する室内空間の位置情報計測システムの設計,構築を目標とした.具体的には,ARアプリケーションの構築が可能なカメラ付きタブレット端末(本研究では,フィールド端末と呼ぶ)の利用を視野に,付属の音響デバイス(マイク入力,付属スピーカによる音声出力等)を用いたシステムの構築を目指した.このことを踏まえ,平成22年度において室内型音響位置計測システムALPS(Acoustic Local Positioning System)の設計と構築を行った.このシステムは,フィールド端末の付属スピーカから発せられた音響信号を室内に設置したマイクロフォンで計測、その後解析し、位置情報をHTTP通信経由で端末へ返すものである.ここで,位置計測に多くの計算処理が必要となるため,複数の学習者へサービス提供を行うための分散処理の仕組みを設けている.具体的には,学習者のAR端末と情報のやり取りをする窓口サーバを設けてリクエストを一括して受け取り,複数のジョブコンピュータへこのリクエストを分配し,位置情報の計算を分散する.また,AR端末から発せられた音響信号の受信データをこれらジョブコンピュータで共有するため,録音専用コンピュータを用意し,UDPマルチキャスト通信を利用してデータを共有している.平成23年度では、これらの位置測定の結果と連動するためのオートメーション化されたネットワーク構築システムに関する研究を行い、成果発表を行った。平成24年度の研究において,位置測定システムとの連動をはかり、その有用性について検証していく.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

位置測定システムの精度検証が不十分であり、成果報告が遅れているため。

今後の研究の推進方策

平成22年度に構築した空間位置測定システムの精度検証ならびに平成23年度に構築したオートメーション化したネットワーク構築システム間との連携を図った後、学習者を交えた学習評価を行う。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] LAN管理者教育におけるクラウド型学習支援環境の開発2012

    • 著者名/発表者名
      中川泰宏
    • 学会等名
      電子情報通信学会
    • 発表場所
      千葉工業大学(千葉県)
    • 年月日
      2012-01-21

URL: 

公開日: 2013-06-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi