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2010 年度 実績報告書

コース管理システムを用いたオンライン試験手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22700825
研究機関帝京大学

研究代表者

古川 文人  帝京大学, 理工学部, 助教 (50407889)

キーワード教授学習支援システム / コース管理システム / オンライン試験
研究概要

本年度は,本研究で提案しているコース管理システム(CMS)を用いたオンライン試験手法の実用的な実装方法を示すために,不正行為を防止する機能の実装方法について検討した.具体的には,情報通信技術を利用した不正行為を防止する機能のうち,CMS上の試験のみへのアクセスを実現するコンテンツフィルタリング(CF)と呼ぶ機能について,(1)独立システムとして実装する方法(独立型CF)と,(2)CMS内部に組み込んで実装する方法(組み込み型CF)の2つを提案し,両者について検討した.その結果,試験の厳正さの確保という観点,およびシステムの汎用性・保守性という観点において,独立型CFと組み込み型CFは,トレードオフの関係にあることがわかった.独立型CFはシステムの汎用性・保守性という面で組み込み型に比べて優れる反面,試験の厳正さの確保という点では劣る.また,オンライン試験システムを安全に運用するために,独立型CFには,受験用端末とは平文で通信し,CMSとは暗号化通信を行う仕組みを実装する必要があることがわかった.これに加えて,組み込み型CFの実用化のためには,試験会場に固有のサブネットからのアクセスにのみCFを適用したり,予定の試験時間内においてのみCFの機能が働く仕組みの実装が必要であることがわかった.これらの研究成果については,学会発表により公表した,以上の検討結果を踏まえて,本研究では今後2つのCFの実装を進める予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] コース管理システムを用いた試験手法における不正行為防止機能の実装に関する考察2010

    • 著者名/発表者名
      古川文人
    • 学会等名
      教育システム情報学会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2010-08-27

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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