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2012 年度 実績報告書

知識構造の相違に対応したハイパートレールの構成に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22700828
研究機関常葉大学

研究代表者

吉田 広毅  常葉大学, 外国語学部, 准教授 (40350897)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードハイパートレール / ハイパーメディア / 認知ツール / 自己制御学習 / ユーザビリティ / 認知的方略 / ICT活用教育
研究概要

当初の予定通り、平成24年度は、平成22年度に開発した2種類のハイパートレール、つまり線形ハイパートレールと非線形ハイパートレールを実装したハイパーメディア教材「太陽系の8惑星」を使った実証実験を行った。ここでは、ハイパートレールが、どのような知識構造を持つ学習者をいかに援助しうるかという問題を扱った。すなわち、学習者の既有の知識の多寡によって、ある特定化されたハイパートレールが効果的に働くことを検証する。これにより、学習者の知識構造の相違によって、与えるべきハイパートレールが規定されることを検証した。
結果、先有知識の少ない学習者は、一次元構造の線形ハイパートレールを用いることで、知識にまとまりをもたせられることが示された。しかし、情報を留める係留地の少ない学習者は、多次元構造の非線形ハイパートレールを与えられると、知識を上手くまとめることができずに、認知エントロピーが増大する可能性が示唆された。一方で、先有知識の多い学習者は、非線形ハイパートレールを用いることで、知識にまとまりを持たせつつ知識を拡げられることが示唆された。
平成24年度に行われた実験の手続きは、①実験実施の依頼:2ヶ月(平成24年4~5月)、②実験の実施:3ヶ月(6~8月)、データの入力:1ヶ月(9月)、データの分析:2ヶ月(10~11月)、研究成果報告のための原稿執筆および学会発表:4ヶ月(12月~平成25年3月)という手順で行われた。実験は、研究代表者と補助員4名の計5名でチームを組んで行われた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] The Impact of Online Tutoring in Blended Learning In-service Training2013

    • 著者名/発表者名
      Hiroki YOSHIDA
    • 雑誌名

      INTED2013 Proceedings

      巻: 7 ページ: 3828-3837

    • 査読あり
  • [雑誌論文] A Study of the Emerging Needs for In-service Teacher Training Courses for ICT Integration2013

    • 著者名/発表者名
      Hiroki YOSHIDA
    • 雑誌名

      INTED2013 Proceedings

      巻: 7 ページ: 3822-3827

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ハイパートレールが知識の構成に及ぼす効果に関する実験的研究2012

    • 著者名/発表者名
      吉田 広毅
    • 雑誌名

      日本生涯教育学会論集

      巻: 33 ページ: 13-22

    • 査読あり
  • [学会発表] 知識構造の相違に対応したハイパートレールの構成に関する研究

    • 著者名/発表者名
      吉田 広毅
    • 学会等名
      日本生涯教育学会第33回大会
    • 発表場所
      国立教育政策研究所 社会教育実践研究センター

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公開日: 2014-07-24  

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