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2012 年度 実績報告書

視線が一致するTV会議システムを利用した3地点間による遠隔教育の教授方略研究

研究課題

研究課題/領域番号 22700832
研究機関岡崎女子短期大学

研究代表者

谷田貝 雅典  岡崎女子短期大学, 幼児教育学科, 准教授 (70469485)

研究期間 (年度) 2010-10-20 – 2013-03-31
キーワード教育工学 / 遠隔教育 / テレビ会議システム / 視線一致 / 多地点学校間交流 / 協調学習 / 教育効果 / 共分散構造分析
研究概要

本研究の特色は、教育活動に焦点をあて、これまでの2点間による通信を3地点間に拡張し、3要因(遠隔視線不一致、遠隔視線一致、対面)の学習環境における、教育・学習効果の比較評価を行ったことである。なお、本研究は、次の4つの研究計画からなる。①視線一致型および従来型を介した2地点間と3地点間による遠隔教育の最適学習環境の検討。②2地点間および3地点間による遠隔教育における視線一致型と従来型の画像投影サイズ限界の検討。③2地点間と3地点間による対面教育および視線一致型と従来型を利用した遠隔教育の教育効果測定。④3地点間による遠隔教育の教授方略研究。
今年度に得られた成果の一部を下記に記す。
・視線が合わないTV会議システムは、多様な学習方法において共通して飽きや疲労に関する学習負荷や学習環境格差が認められ、これを補う新たな教授方術や学習環境整備が必要である。・視線一致型のTV会議システムは、対面学習環境に近い環境であり、特に協調学習では、対面学習環境以上に「弛緩・飽き」がおこりにくく「バーバルコミュニケーション」が円滑に行えることがわかった。・3地点間におけるコミュニケーションは、3者間のゲイズアウエアネスの成立環境が重要である。・異分野の学生間における協調学習は双方の学びを広げ、教育効果が向上する。2地点よりも3地点の交流学習ほうが高い教育効果を得る。・視線一致型を用いた多地点における遠隔交流学習は、国際間の交流学習を実施するに当たり、単に時空を縮めコスト削減を可能にするだけではなく、学習効果の面からも適切な学習環境であることが期待できる。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 その他

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 地域や専門を超えて学びあう未来型授業― 視線一致型TV会議システムによる3大学間遠隔交流学習と遠隔留学への展望 ―2012

    • 著者名/発表者名
      谷田貝雅典
    • 学会等名
      全国保育士養成協議会第51回研究大会
    • 発表場所
      京都府・京都文教大学、京都文教短期大学
    • 年月日
      20120905-20120907
  • [学会発表] 視線一致型TV会議システムを用いた三大学間での交流学習における2地点、3地点間の双方向性の比較・検討

    • 著者名/発表者名
      和田真澄
    • 学会等名
      教育システム情報学会2012年第6回研究会
    • 発表場所
      山口大学

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公開日: 2014-07-24  

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