研究課題
若手研究(B)
出土絹製文化財の劣化について検証するために、中赤外,近赤外分光分析を用いて様々な劣化形状の絹製文化財と現代参照絹との比較をおこなった。その結果、劣化した絹製文化財は、フィブロインのアミド基に帰属するピークの変化が大きく、また分解生成物に帰属されるピークが強く検出されることがわかった。このデータを基に織構造を維持した試料のアミド基のマッピングをおこなった結果、特に強度変化が大きく現れる部位があり、劣化状態が顕著であることがわかった。
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繊維学会誌
巻: 68(2) ページ: 55-58
Spring8 Research frontier 2010
ページ: 104-104