研究課題
若手研究(B)
本研究では、当研究室で開発されたPI3K阻害剤ZSTK474の効果予測バイオマーカーを探索するために、39種類のヒトがん細胞株(JFCR39)について、種々のシグナル伝達分子の活性化状態を調べるとともに、種々のPI3K阻害剤の感受性を測定してデータベース化し、両者の関連を調べた。その結果、リン酸化Aktを高発現しているがん細胞は概してPI3K阻害剤が効きやすく、KRAS/BRAF遺伝子に変異があるがん細胞は逆に効きにくいという相関を見出した。これらの相関はin vivoでも確認されたことから、PI3K阻害剤の効果予測マーカーとして臨床応用されることが期待された。
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