研究課題
若手研究(B)
ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の除菌は胃癌予防に一定の効果を示すが完全な抑制には至らず、除菌後胃癌の予防法開発が求められている。本研究は齧歯類モデルを用いて、除菌後胃癌に対するアスピリンの化学予防効果検証を目的として行った。ピロリ菌感染モデルとしては新規となる、MON/Jms系統のスナネズミにピロリ菌が感染し、強い慢性胃炎が惹起されることが確認された。同系統を用いて、ピロリ菌感染、発癌物質投与による1年間の胃発癌実験を開始し、36週の時点で除菌およびアスピリンの混餌投与を実施した。今後、52週経過後に解剖し、アスピリンの予防効果の有無について検討を加える予定である。
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