• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

設備保守・点検作業における熟練技術伝承支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22710147
研究機関首都大学東京

研究代表者

滝 聖子  首都大学東京, システムデザイン研究科, 助教 (50433181)

キーワード経営工学 / 技術伝承 / 作業研究 / 設備管理 / 人工現実感
研究概要

本研究では,設備保守・点検作業における熟練技術の伝承を支援するために,各計測手法およびシステムを開発することを目的としている。平成22年度は,作業時の力加減および身体動作を明らかにするために,以下のことを実施した。
(1)熟練者の作業時の力加減の習得を支援することを目的として,作業内容(視聴覚データおよび力覚データ)を計測し,記録された力覚データ(折れ線図)と作業動画を同期させて作業訓練者に教示することのできるシステムを開発した。機械加工企業での設備の保守点検作業(プレス用金型の研磨作業)を対象として,本装置で熟練者作業内容を用いて非熟練者の作業訓練を行った場合と従来の訓練方法(熟練者からの直接指導)を行った場合での技能の習得効果について明らかにするために,合計7名の被験者で実験を行った。これらの実験結果については,平成22年度日本経営会秋季研究大会で発表した。
(2)熟練者の作業時の身体動作を明らかにするために,作業者の身体部位に取り付けたLEDマーカーを複数のCCDカメラから取り込み,画像処理することにより,作業者の身体部位の3次元位置および回転角度を求め,動作を分析する装置を開発した。開発した装置を用いて,金属加工企業の溶接作業を対象として,経験年数の異なる作業者6名の作業計測を行った。平成23年度以降は,これらの計測結果を分析し,研究成果としてまとめ,公表する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 技能伝承支援に関する取り組み2011

    • 著者名/発表者名
      滝聖子
    • 雑誌名

      経営システム

      巻: vol.20-6 ページ: 341-342

  • [学会発表] 設備の保守点検作業における熟練技術の分析に関する研究2010

    • 著者名/発表者名
      滝聖子, 梶原康博, 輿石隆
    • 学会等名
      日本経営工学会 平成22年度秋季研究大会
    • 発表場所
      福岡工業大学(福岡県)
    • 年月日
      2010-10-23
  • [学会発表] 製造業における技能の分析と伝承に関する研究2010

    • 著者名/発表者名
      滝聖子
    • 学会等名
      日本経営工学会 平成22年度秋季研究大会
    • 発表場所
      福岡工業大学(福岡県)
    • 年月日
      2010-10-23

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi