研究課題
本研究では,設備保守・点検作業における熟練技術・技能の伝承を支援するために,各計測手法およびシステムを開発することを目的としている。平成25年度は,本研究の最終年度として,以下の2項目を実施した。(1)開発した設備保守・点検作業支援システムの実企業での運用と検証前年度までに開発した設備保守・点検作業支援システムを用いて,自動車部品製造気象(本社(岡山県)と製造工場(徳島県)の距離:約150km)と機械加工企業(本社(岡山県)と製造工場(インドネシア工場))において,設備保守・点検作業を行った。本システムを使用することにより,熟練者が離れた場所からリアルタイムで作業指示を行うことができ,トラブルへの対応時間短縮と熟練者の訪問回数減少という効果が得られた。また,設備保守・点検作業において,本システムの使用の有無により,訓練者の作業習熟に差があることが明らになり,本システムを使用することによって「作業時間」と「作業時の力加減」を熟練者に近づけることができた。さらに,実企業で長期間運用することにより,開発したシステムの有効性が確認された。(2)研究成果の公表これまでの研究成果として,国際会議IEOM2014で研究発表を行い,日本設備管理学会誌に論文が掲載された。また,Asia-Pacific Journal of Industrial Managementへの論文掲載も決定している。研究成果の公表により,本研究の重要性を示すことができた。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2014 2013
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (1件)
Asia-Pacific Journal of Industrial Management
巻: in press ページ: in press
日本設備管理学会誌
巻: 26(1) ページ: 7-14
Proc. of the 2014 International Conference on Industrial Engineering and Operations Management
巻: - ページ: 2188-2196
巻: 25(2) ページ: 88-94