研究課題
若手研究(B)
本研究課題は、申請者が開発したMALDI法を基盤とした低分子量代謝物の超高感度測定法を質量分析イメージングへの応用を試みたものである。その結果、生命現象の物質的表現型であるメタボロームに時間・空間分解情報を付与し、世界に先駆けてこれまで全くの未知であった生体組織微小領域における代謝ダイナミクスを明らかとした。さらに、単一細胞から100を越える代謝物ピークを検出することに成功し、MALDI-MSによるシングルセルメタボロミクスの可能性を示す事に成功した。さらに、研究代表者は超高分解能質量分析が可能であるFT-ICR-MSを用いる事で、13C、15N、180、34S等の安定同位体に由来する同位体ピークが観測可能であることを発見し、標品非依存的にマススペクトルのみから一義的に組成式を決定することが可能な質量分析法および組成式決定アルゴリズムの開発に成功した。
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http://redoxnavi.kyushu-u.ac.jp/group2/