リズミックな遺伝子発現を誘起する人工時計タンパク質の創製

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22710213
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 生物分子科学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 今西 未来 京都大学, 化学研究所, 助教 (80362391)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 遺伝子発現 / ジンクフィンガー / 人工転写因子

研究概要

代表的なDNA結合モチーフであるC2H2型ジンクフィンガーモチーフを用いて、時計遺伝子プロモーターに選択的に作用する人工転写因子をデザインした。これにより、遺伝子発現リズムを制御することに成功した。また、本来は振動発現しない遺伝子にもリズミックな遺伝子発現を誘起しうる人工タンパク質をデザインすることができた。

研究成果

• [雑誌論文] Construction of a rhythm transfer system that mimics the cellular clock (2012)
  • 著者名/発表者名: Miki Imanishi, Kazutoshi Yamamoto, Hiroyuki Yamada, Yuka Hirose, Hitoshi Okamura, and Shiroh Futaki
  • 雑誌名: ACS Chem. Biol 巻: 7 ページ: 1817-1821
  • DOI: DOI:10.1021/cb300432s
  • 査読あり
• [雑誌論文] Design of artificial DNA binding proteins toward control and elucidation of cellular functions (2012)
  • 著者名/発表者名: Miki Imanishi
  • 雑誌名: Yakugaku Zasshi 巻: 132 ページ: 1431-1436
  • URL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/132/12/132_12-00228/_article
  • 査読あり
• [雑誌論文] Control of circadian phase by an artificial zinc finger transcription regulator (2011)
  • 著者名/発表者名: Miki Imanishi, Atsushi Nakamura, Masao Doi, Shiroh Futaki, and Hitoshi Okamura
  • 雑誌名: Angew. Chem. Int. Ed 巻: 50 ページ: 9396-9399
  • DOI: DOI:10.1002/anie.201103307
  • 査読あり
• [学会発表] ジンクフィンガー型人工転写因子の創製と細胞機能の制御 (2012)
  • 著者名/発表者名: 今西未来
  • 学会等名: 日本薬学会第132年会
  • 発表場所: 北海道大学(札幌市)
  • 年月日: 2012-03-29
• [学会発表] Circadian rhythmic gene expression induced by artificial clock proteins (2011)
  • 著者名/発表者名: Kazutoshi Yamamoto, Miki Imanishi, Hitoshi Okamura, and Shiroh Futaki
  • 学会等名: The 38th International Symposium on Nucleic Acid Chemistry
  • 発表場所: 北海道大学(札幌市)
  • 年月日: 2011-11-10
• [学会発表] 人工時計タンパク質を用いた周期的遺伝子発現システムの構築 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山本和俊、今西未来、岡村 均、二木史朗
  • 学会等名: 第61回日本薬学会近畿支部大会
  • 発表場所: 神戸学院大学(神戸市)
  • 年月日: 2011-10-22
• [学会発表] 人工時計タンパク質によるリズミックな遺伝子発現の誘起 (2011)
  • 著者名/発表者名: 今西未来、山本和俊、岡村 均、二木史朗
  • 学会等名: 第5回バイオ関連化学シンポジウム
  • 発表場所: つくば国際会議場エポカルつくば(つくば市)
  • 年月日: 2011-09-14
• [学会発表] ジンクフィンガー型人工転写因子を用いた細胞時計の制御 (2011)
  • 著者名/発表者名: 今西未来、中村篤史、岡村 均、二木史朗
  • 学会等名: 日本ケミカルバイオロジー学会第6回年会
  • 発表場所: 東京工業大学大岡山キャンパス(東京都)
  • 年月日: 2011-05-25
• [学会発表] ジンクフィンガーモチーフを用いた新規DNA 結合タンパク質の創製 (2011)
  • 著者名/発表者名: 今西未来
  • 学会等名: 日本薬学会第131年会
  • 発表場所: 静岡市
  • 年月日: 2011-03-30
• [学会発表] Creation of artificial DNA binding proteins based on properties of a C2H2 zinc finger motif (2011)
  • 著者名/発表者名: Miki Imanishi
  • 学会等名: 日本農芸化学会2011年度大会
  • 発表場所: 京都女子大学(京都市)
  • 年月日: 2011-03-28
• [学会発表] Design of artificial clock proteins (2010)
  • 著者名/発表者名: Miki Imanishi, Kazutoshi Yamamoto, and Shiroh Futaki
  • 学会等名: 2010環太平洋国際化学会議
  • 発表場所: Honolulu, Hawaii (USA)
  • 年月日: 2010-12-18
• [学会発表] 亜鉛フィンガー型人工転写因子を用いた細胞時計制御 (2010)
  • 著者名/発表者名: 今西未来、中村篤史、土居雅夫、二木史朗、岡村均
  • 学会等名: 第17回日本時間生物学会学術大会
  • 発表場所: 早稲田大学(東京都)
  • 年月日: 2010-11-20
• [学会発表] ゲノムレベルでの時計遺伝子プロモーター解析を目指した亜鉛フィンガー型人工転写因子の創製とその機能 (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村篤史、今西未来、土 居 雅 夫 、岡 村 均 、二木史朗
  • 学会等名: 日本ケミカルバイオロジー学会第5年会
  • 発表場所: 慶応大学日吉キャンパス(横浜市)
  • 年月日: 2010-05-10
• [備考]
  • URL: http://www.scl.kyoto-u.ac.jp/~bfdc/index.html