ゼニゴケ油体テルペノイドの生合成酵素及び遺伝子の特徴付けと物質生産への利用

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22710226
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 生物分子科学
• 研究機関: 徳島文理大学
• 研究代表者: 兼目 裕充 徳島文理大学, 薬学部, 助教 (10399438)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• キーワード: ゼニゴケ / テルペノイド / 環化酵素 / 油体 / 物質生産

研究概要

ゼニゴケは増殖が速く、テルペノイド等の新油性化合物を大量に蓄積するという特徴を持つことから、医農薬やその原料を生産・蓄積させることのできる新たな植物工場として注目され始めている。本研究ではゼニゴケの親油性分の多くを占めるテルペノイドに着目し、その生合成酵素及び遺伝子の特徴を明らかにすると共に、これをゼニゴケにおける有用物質生産に利用することを目的とした。その中でも数種のセスキテルペンおよびジテルペン合成酵素遺伝子のクローニングに成功し、その機能解析・特徴付けでは興味深い知見を提供できた。

研究成果

• [学会発表] ゼニゴケ油体構成テルペノイドの生合成に関わる酵素遺伝子の同定と機能解析II (2011)
  • 著者名/発表者名: 兼目裕充, 高橋宏暢, 江角朋之, 野路征昭, 豊田正夫, 浅川義範
  • 学会等名: 日本薬学会第131年会
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 20110300
• [学会発表] モデル真菌Aspergillus nidulansにおけるジテルペン合成キメラ型酵素の機能解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 白木ひとみ, 兼目裕充, 大久保翔, 豊田正夫, 浅川義範
  • 学会等名: 日本薬学会第131年会
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 20110300
• [学会発表] 14-3-3タンパク制御物質の探索と生産性向上 (2011)
  • 著者名/発表者名: 竹上沙也加, 兼目裕充, 多田博幸, 佐々武史, 豊田正夫, 浅川義範
  • 学会等名: 日本薬学会第131年会
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 20110300
• [学会発表] ゼニゴケ油体構成テルペノイドの生合成に関わる酵素遺伝子の同定と機能解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 兼目裕充, 高橋宏暢, 江角朋之, 野路征昭, 豊田正夫, 浅川義範
  • 学会等名: 戦略的研究基盤形成支援事業第1回研究発表会
  • 発表場所: 徳島
  • 年月日: 2010-12-21
• [学会発表] ショウガ由来の新規セスキテルペン合成酵素の構造と機能解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 三沢典彦, 原田尚志, 藤澤雅樹, 兼目裕充, 水谷悟
  • 学会等名: 第28回日本植物細胞分子生物学会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2010-09-03
• [学会発表] ゼニゴケ油体構成テルペノイドの生合成に関わる酵素遺伝子の同定と機能解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 兼目裕充, 高橋宏暢, 江角朋之, 野路征昭, 豊田正夫, 浅川義範
  • 学会等名: 日本薬学会第130年会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2010-03-29