本研究は、生物多様性が豊かな亜熱帯域から天然のミコール酸含有放線菌群を選択分離することで生物多様性を解明し、菌株の保全を行う事を目的とした。亜熱帯域として沖縄県石垣島および西表島において森林とサトウキビ畑から各々20試料の採取を行い、Nocardia属12種、Mycobacterium属2種を確認した。Rhodococcus属の選択分離法としてノボビオシン(10 mg/L)とフラジオマイシン(20 mg/L)を併用し、さらにアルカリ-SDS溶液による土壌前処理法を組み合わせること事が有効であ分かった。本研究得られ離株は新種推定さ菌が得られたので微生物保存機関における寄託保全を行った。
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