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2012 年度 実績報告書

分権化後のアフリカにおける土地・森林資源のローカルガバナンス再編と住民参加の動態

研究課題

研究課題/領域番号 22710261
研究機関京都大学

研究代表者

白石 壮一郎  京都大学, アフリカ地域研究資料センター, 特任研究員 (80512243)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード生活資源 / コンフリクト / ローカルガバナンス / リフレーミング / アフリカ地域社会
研究概要

本研究の目的は、地方分権化政策後のアフリカ地域社会において、土地・森林などの資源をめぐるコンフリクト発生と調停の実態把握をおこない、住民参加型の資源ガバナンスを再検討することにあった。そのさい、在来の紛争調停の諸実践と、分権型の政府資源管理機関やNGO、住民組織などの新たなアクターが、資源利用や紛争調停へのかかわりとの双方に着目した。
最終年度にあたる24年度は過年度までに入手した現地調査データの整理と分析をすすめ、国際学会での発表、書籍チャピター論文としての公刊をおこなった。また、アフリカの研究者との議論をおこなうためのワークショップを実施した。
本研究の成果は、(1)土地や森林を抽象的な「資源」としてではなく、現地住民の生計にかかわる具体的な有用物として捉え、貨幣経済とのかかわりから有用性そのものも変化するなかで新たなタイプの紛争が生じていること、(2)分権型の政府資源管理機関やNGO、住民組織など新たなアクターとの関係形成のあり方が住民のなかでは様々であり、その様々な関係性がそのまま在来の資源利用・紛争調停のやり方での対処の現場に反映され、方向付けられること、(3)こうした新たなタイプの紛争や関係形成は、NGOやラジオ、新聞などのメディアをとおした住民による「問題の再帰的な把握(リフレーミング)」のもとでなされていること、などが明らかになったことである。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (3件)

  • [学会発表] Handling Democratic Systems: Daily functions of police, courts and Local Councils in rural Uganda, Eastern Africa.

    • 著者名/発表者名
      Soichiro SHIRAISHI
    • 学会等名
      International Sociological Association
    • 発表場所
      University of Buenos Aires(アルゼンチン)
  • [備考] 京都大学グローバルCOEプログラム「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」

    • URL

      http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/member_shiraishi

  • [備考] 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所基幹研究「アフリカ文化研究に基づく多元的世界像の探求」

    • URL

      http://aaafrica.aacore.jp/othermember/2012/01/post-4.html

  • [備考] Fieldnet 利用者情報

    • URL

      http://fieldnet.aa-ken.jp/member/SHIRAISHI%20Soichiro

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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