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2013 年度 実績報告書

名古屋・東海地域の外国籍女性とグローバル化する社会的再生産

研究課題

研究課題/領域番号 22710264
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

菊地 夏野  名古屋市立大学, 人文社会系研究科, 准教授 (00381898)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2015-03-31
キーワードジェンダー / フェミニズム / ポストコロニアル
研究実績の概要

外国籍(フィリピン)女性の当事者コミュニテイ活動について継続的にフィールドワーク調査を行った。コミュニティの定期的な会合やイベントに参加し、必要に応じて運営に協力した。日常的な活動のひとつである相談対応に参加して、DV被害を受けた女性のヒアリング、病院や官公庁への相談の同行等も行った。必要に応じてインタビュー調査を行い、当事者の経歴、ライフコースや意識を探った。これまでのインタビュー調査結果と合わせて比較し、経年的な変化を調べた。
とくに、当事者たちの法廷闘争に着目し、画期的な判決を出した国籍法改正裁判について調査した。当事者(原告の母)たちのインタビュー調査と、支援団体(NGO)のインタビュー調査を行い、裁判の経緯を調べた。その上で、この闘争が持った社会的意義を考察した。
以上の調査結果を理論的に検討するため、フェミニズム理論およびポストコロニアル理論の現状を継続的にフォローした。フェミニズム理論についてはポストフェミニズム論および第3波フェミニズム理論を中心として検討した。フィリピン女性たちの流入という意味で現れている日本社会のグローバル化と、マジョリティの日本人女性たちの意識や文化の変化に現れるグローバル化の関連性を探った。
最終的に、ポストコロニアル・フェミニズムとして総合化する視座を模索した。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2014 2013

すべて 学会発表 (2件) 図書 (6件)

  • [学会発表] What Does the Word of "Joshi-Ryoku" Mean in Terms of Gender in Japan?2014

    • 著者名/発表者名
      菊地夏野
    • 学会等名
      the XVIII ISA World Congress of Sociology
    • 発表場所
      Yokohama
    • 年月日
      2014-07-16
  • [学会発表] 女子力という言葉は何を意味しているか 新自由主義社会におけるフェミニズム2014

    • 著者名/発表者名
      菊地夏野
    • 学会等名
      日本女性学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2014-06-15
  • [図書] 現代社会思想の海図2014

    • 著者名/発表者名
      菊地夏野
    • 総ページ数
      258
    • 出版者
      法律文化社
  • [図書] 国境政策のパラドクス2014

    • 著者名/発表者名
      菊地夏野
    • 総ページ数
      259
    • 出版者
      勁草書房
  • [図書] ジェンダーにおける「承認」と「再分配」2014

    • 著者名/発表者名
      菊地夏野
    • 総ページ数
      317
    • 出版者
      彩流社
  • [図書] 言葉が生まれる、言葉を生む2013

    • 著者名/発表者名
      菊地夏野
    • 総ページ数
      225
    • 出版者
      ひろしま女性学研究所
  • [図書] 障害学のリハビリテーション―障害の社会モデルその射程と限界2013

    • 著者名/発表者名
      菊地夏野
    • 総ページ数
      183
    • 出版者
      生活書院
  • [図書] 「倫理」における「主体」の問題2013

    • 著者名/発表者名
      菊地夏野
    • 総ページ数
      295
    • 出版者
      御茶の水書房

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公開日: 2016-06-01  

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