研究課題
若手研究(B)
本研究では、現代フランスの哲学者ミシェル・アンリが確立した生の現象学に依拠しつつ、神学・哲学上の「悪の問題」を解明することに取り組んだ。その結果、アンリ思想自体の背景にあるグノーシス的二元論の重要性を確認することができた。 さらには、このアンリ思想を悪に関する前期レヴィナスの議論に対置して検討したが、そのことによって今度は両者の現象学思想を救済論的かつ異端的な観点から捉えることが可能となった。
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宗教哲学研究
巻: No.30 ページ: 53-68
ミシェル・アンリ研究
巻: 1号 ページ: 39-57
基盤教育センター紀要
巻: No.10 ページ: 1-14