研究課題
若手研究(B)
反省概念の変遷に関しては、フランス反省哲学の系譜をメーヌ・ド・ビランにまで遡り、反省の働きが、倫理的経験の一契機としてのみならず、音声言語の使用を可能にする条件としても捉えられている事実を明らかにした。さらに、価値の共約不可能性をめぐる議論のうちに反省概念の現代的意義を探り、自己の生を吟味する営みとしての反省は、価値基準そのものの問い直しをその具体的機能とすることを明らかにした。
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哲学会編『哲学雑誌』
巻: 第127巻 ページ: 98-107
東北大学文学部倫理学研究室編『モラリア』
巻: 第18巻 ページ: 32-51