ドイツにおける赤ちゃんポスト及び匿名出産制度に対するキリスト教の立場に関する研究

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22720028
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 宗教学
• 研究機関: 熊本大学
• 研究代表者: バウアー トビアス 熊本大学, 文学部, 准教授 (30398185)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 医療倫理 / キリスト教 / 宗教学 / 宗教と医療 / ドイツ / 生命倫理 / 赤ちゃんポスト / 匿名出産

研究概要

本研究プロジェクトにおいて、 ドイツにおける赤ちゃんポスト及び匿名出産制度に対するキリスト教の立場を分析し、本テーマに最も重要なテキストであるドイツ倫理審議会の見解『匿名による子供の委託の問題』(2009 年)の抄訳を作成した。それを踏まえて、現下の議論におけるキリスト教諸教会と同福祉事業団の立場を確認した。それに加え、キリスト教系福祉団体の取り組みを含めたドイツにおける赤ちゃんポストを巡る議論を倫理学の見地から考察し、その論拠を纏めて再整理を行った

研究成果

• [雑誌論文] Angebote anonymerKindesabgabe aus der Perspektive desKonzepts "statistischer Leben":V ersuch einer Strukturierung dergegenwaertigen Debatte im Anschlussan die Stellungnahme des DeutschenEthikrates 2009 (2013)
  • 著者名/発表者名: Tobias Bauer
  • 雑誌名: 文学部論叢 巻: 104号 ページ: 61-80
• [雑誌論文] 訳、赤ちゃんポスト及び匿名出産に関するドイツ倫理審議会の見解(2009 年) (2012)
  • 著者名/発表者名: トビアス・バウアー
  • 雑誌名: 文学部論叢 巻: 103号 ページ: 117-132
• [雑誌論文] Christliche Kirchenund Organisationen in der aktuellenDiskussion um Babyklappe undanonyme Geburt in Deutschland (2011)
  • 著者名/発表者名: T obias Bauer
  • 雑誌名: 熊本大学社会文化研究 巻: 9号 ページ: 39-55
  • 査読あり
• [学会発表] ドイツにおける赤ちゃんポスト その現状と展望 (2012)
  • 著者名/発表者名: トビアス・バウアー
  • 学会等名: 第29回熊本市要保護児童対策地域協議会こうのとりのゆりかご専門部会
  • 発表場所: 熊本市総合保健福祉センター(熊本)
  • 年月日: 2012-01-28
• [備考] 「独の〈ゆりかご〉廃止へ 熊本大・バウア准教授に聞く」、熊本日日新聞、2012.11.10、23