研究課題
若手研究(B)
中世から近世の絵巻(模本も含む)を対象に、イメージの「型」とその継承のありようを明らかにするために、モティーフや画風に着目した画像データベースの構築を行った。その結果、時代や主題、絵師(工房)にかかわらず、断続的にイメージの「型」の継承が見られた。これらはイメージの直接的な参照・引用関係を示すというよりも、各時代の制作者が絵巻を権威づけるための「型」として受容したものであり、「伝統」に対する彼らの文化的価値観を示すものと考えられる。
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国立歴史民俗博物館研究報告
巻: 166 ページ: 81-104
「もの」とイメージを介した文化伝播に関する研究-日本中世の文学・絵巻から-(科学研究費基盤研究B報告書:課題番号19320022)
ページ: 73-83(154-160)
シーシュポスの人間学-〈理想〉と〈現実〉のはざまで-
巻: 5(12) ページ: 1-6
http://www.press.tokai.ac.jp/webtokai/sisyphus_05.pdf