研究課題
若手研究(B)
本研究はイタリア南部の音楽・舞踊であるタランテッラを対象とし、その構造と美学の分析を通して、地域文化の伝統的な身体表現を読み解くものである。フィールドワークに基づき、複数の村のタランテッラの比較分析を行った結果、第一に、基礎研究となる、舞踊のステップと形式、さらに身振りの規則を整理して明らかにすることができた。第二に、舞踊分析に基づいて音楽を再検討することで、二連符から三連符へのリズムの変遷の可能性を論証し、踊り手(身体性)の観点から舞踊音楽の構造を分析・考察する重要性を指摘した。
すべて 2011
すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)
横浜国立大学教育人間科学部紀要II(人文科学)
巻: 14巻 ページ: 21-35