研究課題
若手研究(B)
19世紀アメリカを中心とするお針子の表象を考察することによって、以下の点を明らかにした。紡績・織布産業の機械化が進む 1840年代、英米の諸メディアに頻出したお針子像は、歴史的に布地に与えられてきた女性性の象徴を繋ぎ止めようとする社会的欲望を表していた。またお針子像の衰退とともに登場する裁縫記事は、読者を「縫い、着飾り、視る」女性として育成した。お針子を含めた「縫う女性」の表象は、19世紀アメリカにおけるファッション文化と女性の結びつきの変容過程を示す記号として機能していた。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)
美学
巻: 242号 ページ: 155-166
デザイン理論
巻: 第56号 ページ: 45-58
神戸大学大学院・人間発達環境学研究科研究紀要
巻: 第5巻第1号 ページ: 75-83