研究課題
若手研究(B)
本研究では、日本仏教説話文学における漢訳仏典の影響を考察するための基礎研究として、中国撰述の仏教類書の調査研究を行った。主な対象としたのは『金蔵論』と『法苑珠林』とである。『金蔵論』については、新出の韓国版本をも含めた現存本文を公刊し、あわせて奈良朝の一切経から『今昔物語集』にいたる受容の様相を概観した。『法苑珠林』に関しては、敦煌写本の現物調査を行い、書誌データ等を一覧する基礎資料を作成した。
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敦煌寫本研究年報
巻: 6 ページ: 81-98
Critical Review for Buddhist Studies/仏教学レビュー
巻: 第7号 ページ: 85-100