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2012 年度 実績報告書

著作権の発展と文学の300年-作品流通の国際化と英語圏各国文学のアイデンティティ

研究課題

研究課題/領域番号 22720117
研究機関中京大学

研究代表者

園田 暁子  中京大学, 国際教養学部, 准教授 (00434564)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード著作権の歴史 / イギリス文学 / アメリカ文学 / カナダ文学
研究概要

本年度は、前年度までの研究を踏まえ、20世紀のイギリスとアメリカにおける状況をカナダにおける状況と比較し、3年間の研究をまとめっていった。当年の研究のポイントは以下のとおりである。
1)20世紀の英米両国においては、カナダにおいてのように、目立ったイギリス的文学や、アメリカ的文学を求める動きは見られないように思われるが、果たして本当にそうだったのか、また、そうであるとすれば原因は何かを、国際著作権法の発展や、著作権をめぐる言説との関連において考察した。また、イギリスの影響に加え、隣の大国アメリカの影響、さらにはフランスの影響など複雑な政治的・文化的状況にあるカナダにおける文学・文化の問題について検討した。
2)アメリカ人作家の保護についての実務の実態を明らかにするために調査を行った。早くはアーヴィング、クーパーに始まり、その後のマーク・トウェインやヘンリー・ジェイムズ、ヘミングウェイらのアメリカの作家たちがアメリカを出て、海外に一定期間暮らし、創作活動を行ったことと、イギリスやフランス、ドイツなどの国が外国人著作者の作品を著作権法により保護していたこととは無関係ではないと考えられる。19世紀の二国間条約、そしてベルヌ条約が非加盟国の国民の作品をどのように保護していたのか、その実務と実態について研究を行った。また、それらの国でアメリカ的なものがどのように評価され、アメリカ人作家たちの創作観に影響を与えたか分析した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] "What Would Blake Say about the Blake Archive and Today's Digitalization?"2013

    • 著者名/発表者名
      Akiko Sonoda
    • 雑誌名

      Poetica

      巻: 79 ページ: 未定

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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