研究課題
若手研究(B)
19世紀後半の人気児童小説家の作品において、先天的障害表象と後天的障害表象の使い分けがされている傾向があることがわかった。また、同時代の文学作品や定期刊行物を調べた結果、19世紀半ばはセンチメンタルな障害表象が多かったが、世紀末に近づくにつれ、「ノーマル」と「アブノーマル」の境界が曖昧であることの描写も見られることがわかった。