研究課題
若手研究(B)
19 世紀はフランス人の世界観が急速に拡大した時代である。「異郷」はそれゆえ同時代の文学作品で豊かな展開を見せるテーマとなる。本研究ではこの概念の時代的な変遷を考察する一方で、その描かれ方と作中での役割を散文作品(旅行記、小説)と韻文作品(詩)の双方で検討した。その結果「異郷」は作家個人が自らの世界観を再構築するための触媒としての役割を果たし、またその対概念である「故郷」とも複雑な関係を取り結んでいることを確認した。
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聖心女子大学論叢
巻: 第120 集 ページ: 41-56
https://u-sacred-heart.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=71&item_no=1&page_id=13&block_id=17
Acte du colloque international 《 Balzac et alii, genetiques croisees. Histoires d'editions 》
http://balzac.cerilac.univ-paris-diderot.fr/wa_files/Hata.pdf
『仏語仏文学研究』東京大学仏語仏文学研究会
巻: 第43号 ページ: 15-39
巻: 第42号 ページ: 79-91