研究課題
若手研究(B)
本研究は、18世紀末のドイツで隆盛した「民衆啓蒙運動」を、知識人のVolk(民衆)観に決定的な変化を引き起こした思想運動として再評価するものである。R.Z.ベッカーをはじめとする民衆啓蒙家は、民衆の生活改善と国民意識醸成を目的として実践的啓蒙の普及を試みた。その活動は民衆の政治的・文化的重要性を多くの同時代人に認識させただけでなく、次世代のロマン派にも批判的に受け継がれ、彼らによる民衆讃美の一契機となっていたことを明らかにした。
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長崎外大論叢
巻: 16号 ページ: 87-99
九州ドイツ文学
巻: 24号 ページ: 1-18
西日本ドイツ文学
巻: 22号 ページ: 17-29