研究課題
若手研究(B)
本研究は,中期朝鮮語の諺解資料を新たな視点から見つめ直し,当時の朝鮮に於ける漢文訓読の在り方を解明しようとした。諺解文が漢文訓読の結果としての書き下し文に該当するものと見なしうること, 15世紀の朝鮮における漢文訓読にあっては,個々の漢字に対する訓がかなり固定化をしており,漢文に対する固定的な訓法が発達していたものと見ることができることなどが明らかになった。
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富山大学人文学部紀要
巻: 56 ページ: 123-161