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2012 年度 実績報告書

チベット・ビルマ語派ルイ語群の比較言語学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22720155
研究機関京都大学

研究代表者

藤原 敬介  京都大学, 文学研究科, 教務補佐員 (00569105)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード記述言語学 / 歴史比較言語学 / チベット・ビルマ語派ルイ語群 / チャック語 / カドゥー語 / ガナン語 / 声調 / 語彙集
研究概要

2012年度もひきつづきチベット・ビルマ語派ルイ語群(カドゥー語・ガナン語・チャック語)について研究をおこなった。具体的には以下の研究を実施した。(1)カドゥー語のテキスト収集: 2012年9月および2013年3月にビルマでカドゥー語を調査し、これまでに収集したテキストのかきおこし作業をおこなった。カドゥー語基礎語彙集については細部の修正がほぼ完了した。(2)ガナン語のテキスト収集: ガナン語についてもカドゥー語と同時期に同様の調査をおこない、ほぼ同様の成果をあげることができた。ガナン語基礎語彙集についても細部の修正がほぼ完了した。(3)チャック語の語彙集作成: 2012年8月にバングラデシュでチャック語の調査をおこない、昨年度にひきつづき語彙集作成作業をおこなった。
2012年度の主要な成果は以下のとおりである。(1)カドゥー語とガナン語にみられる疑問助詞のつかいわけにかんする学会発表をおこなった。(2)カドゥー語とガナン語にみられる低声調の起源にかんする学会発表をおこなった。(3)チャック語、カドゥー語、ガナン語を中心としたチベット・ビルマ語派ルイ語群の歴史音韻論にかんする論文を作成し、世界ではじめてルイ祖語を体系的に提示した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] ルイ祖語の再構にむけて2013

    • 著者名/発表者名
      藤原敬介
    • 雑誌名

      京都大学言語学研究

      巻: 31 ページ: 25-131

    • 査読あり
  • [学会発表] カドゥー語とガナン語における疑問助詞について2012

    • 著者名/発表者名
      藤原敬介
    • 学会等名
      日本言語学会第144回大会
    • 発表場所
      東京外国語大学
    • 年月日
      2012-06-16
  • [学会発表] 「サック(Sak)」という民族名の由来について

    • 著者名/発表者名
      藤原敬介
    • 学会等名
      2012年度ビルマ研究会
    • 発表場所
      国立民族学博物館
  • [学会発表] Notes on the origins of the low tone in Kadu and Ganan

    • 著者名/発表者名
      HUZIWARA Keisuke
    • 学会等名
      The 45th International Conference on Sino-Tibetan Languages and Linguistics
    • 発表場所
      Nanyang Technological University, Singapore

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公開日: 2014-07-24  

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