研究課題
若手研究(B)
中世に書写された『論語』『荘子』『遊仙窟』などの漢籍を対象として、そこに記入された漢音形の実態について研究を行った。従来、漢籍に記入された漢音形は日本漢文のそれに比べて規範的であると指摘されてきたが、本研究の結果、漢籍内部でも温度差が存することが確認できた。すなわち、『論語』と『荘子』とが同等の性質を有する一方で、伝奇小説である『遊仙窟』はこの両者に比べ非規範的な漢音形が多く出現するなど、「漢籍」全体が均質的というわけではない状況が窺えた。
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国語と国文学
巻: 第90巻第7号(掲載予定・掲載ページ未定)
弘前大学国語国文学
巻: 第34号 ページ: 15-30
弘前大学教育学部紀要
巻: 第108号 ページ: 9-17
巻: 第107号 ページ: 7-14
巻: 第105号 ページ: 1-8