研究課題
本年度については、「配信用新システムの構築およびコンテンツの作成」というテーマで研究を行った。今年度はまず第一に「本研究費で購入したサーバ、コンピュータ、iPodTouchの構築を行い、試験運用を行う」の部分を成功させることが急務であった。ところが、システムがうまく動作しないことが多々起きてしまった。専門業者に出張サービスを利用するなどを行い、10月までにシステムは何とか構築することが出来た。また、同時進行でコンテンツ製作も行った。今回は、日本人補助者および英語話者の協力を得ながら、5本のリスニング教材、および、5本の文法教材を作成した。今回は高専1年生対象の教材を中心に作成したが、来年度以降は、大学生に相当する4年生以上のコンテンツ製作が課題である。ビデオコンテンツについては、試作教材を作ったが、今のところ、授業の中で自由に使える段階にはまだなっていない。ひとつには、今回のシステムにおいて負荷がかかっているようで、40人に同時に配信するのに時間がかかっている状況である。システム的にどのように改善させていくか、課題である。当初の計画はここまでであったが、英語教育以外の分野においてもこのシステムが有効であることを示すために、ホームルーム(HR)活動の時間にアンケート調査をしたり、作文を行ったりするのに活用してみた。今後も、英語以外の分野における有効性についても可能な限り実験していきたい。具体的には、課外活動や、保健体育、理科系科目への応用が今のところ考えられている。
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Proceedings of 9th IEEE/ACIS International Conference on Computer and Information Science
ページ: 540-545
Proceedings of 2010 International Conference on Audio, Language and Image Processing