• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

明治太政官における同時代史編纂の史学史的・記録管理史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22720238
研究機関東京大学

研究代表者

松澤 裕作  東京大学, 史料編纂所, 助教 (20361652)

キーワード日本近代史 / 史学史 / 歴史記述 / 記録管理 / 公文書 / 修史局 / 修史館 / 征西始末
研究概要

研究初年度にあたる本年は、現在東京大学史料編纂所に伝存する太政官時代の史料群のうち、以下の二つの史料群に注目し、その構造把握と、そこから生成される編纂物の歴史的性格の分析をおこなった。
第一は、史料編纂所の旧赤門書庫に伝存し、未整理状態におかれていた太政官歴史課・修史局・修史館時代の公文書である。これを仮に「修史局・修史館文書」と命名し、その一点ごとの封筒詰め、目録化作業を実施した。その過程で文書群の構造、そこに含まれる若干のサブシリーズ等についての知見を得た。現在、東京大学史料編纂所図書室において一般公開に向けた準備が進められている。
第二は、史料編纂所所蔵史料4000番台を中心に配架されている「征西始末」の編纂材料および稿本類である。当時の目録に基づいてこれら史料群の秩序を復元し、あわせて稿本の成立順序を確定した上でその特質を明らかにした。この知見は、第五〇回内務省研究会(一〇月一七日、於慶應義塾大学三田キャンパス)での口頭報告を経て、「明治太政官における歴史記述の模索-修史館編「征西始末」をめぐって-」(『東京大学史料編纂所研究紀要』第二一号)として発表した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 明治太政官における歴史記述の模索-修史館編「征西始末」をめぐって-2011

    • 著者名/発表者名
      松澤裕作
    • 雑誌名

      東京大学史料編纂所研究紀要

      巻: 21 ページ: 58-75

  • [学会発表] 明治太政官における歴史記述の模索-修史館編「征西始末」をめぐって-2010

    • 著者名/発表者名
      松澤裕作
    • 学会等名
      第50回内務省研究会
    • 発表場所
      慶應義塾大学三田キャンパス
    • 年月日
      2010-10-17

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi