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2012 年度 実績報告書

明治太政官における同時代史編纂の史学史的・記録管理史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22720238
研究機関専修大学

研究代表者

松澤 裕作  専修大学, 経済学部, 准教授 (20361652)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード修史事業 / 修史局 / 修史館 / 復古記 / 明治史要 / 征西始末 / 同時代史編纂 / 記録管理
研究概要

第一に、東京大学史料編纂所に保存されている修史局・修史館文書のうち、修史局・修史館の日記類および職員履歴等をデジタル撮影し、その内容を解析した。なお、デジタルデータについては、東京大学史料編纂所のサーバ上にアップし、所蔵史料データベースから画像によって閲覧可能な状態となっている。
第二に、修史部局とその外部機関との情報授受のあり方を解明するため、長野県庁文書(長野県立歴史館所蔵)の調査を行った。その結果、県庁の修史・地誌編纂担当部局は、単に太政官修史部局との情報の往復をおこなっていただけではなく、県庁内外の各種調査・情報集積のセンター的機能を果たしていたことが明らかとなった。この点は、前年度までに明らかにした「修史」と「記録」の未分離という事態が、中央政府のみならず府県庁でも析出できる事態であることを解明したものである。
第三に、新潟県文書館に所蔵されている史料の調査をおこない、戊辰戦争従軍者の記録である「勤王家履歴届」について検討した。
本年度は研究計画の最終年度であり、前年度までの蓄積を踏まえ、明治政府の同時代史編纂に関する全体像(「復古記」「明治史要」「征西始末」の三同時代史編纂物の相互連関関係)を提示する作業も行い、その成果を論文として発表した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 戊辰戦争の史料学2013

    • 著者名/発表者名
      箱石大
    • 総ページ数
      421
    • 出版者
      勉誠出版

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公開日: 2014-07-24  

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