研究課題/領域番号 |
22720243
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
熊谷 隆之 富山大学, 人文学部, 准教授 (70553113)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 日本中世史 / 鎌倉幕府 / 守護 / データベース / 北陸道 |
研究概要 |
本研究は、(ア)鎌倉幕府守護関係史料・論考を網羅的に収集・整理した基本的データを提示し、(イ)現段階の史料残存・研究状況で判明する限りで、時期ごとに各国守護の任免(あるいは不設置)状況を確定したうえで、それらをもとに、(ウ)これまで議論の一致をみていない、鎌倉期守護の存在形態や任免状況に関する統一的視座を提示することを目的とする。 本研究を進めるうえで「作業台」となるのは、今回作成した、A「鎌倉幕府守護関係史料データベース」と、B「鎌倉幕府諸国守護沿革考証ノート」である。Aはデータベースソフト、Bはワープロソフトで作成したものである。 平成24年度は、平成22~23年度に引き続き、自治体史史料編をはじめとする史料集や、多数発表されている先行論文をもとに、AとBのデータを整理・増補する作業を、さらに進めるとともに、新たに、鎌倉期守護の存在形態や任免状況の一端を提示することをめざした。 その結果として、北陸道における鎌倉幕府守護制度の確立に関する論文1編を公表することができた。 平成24年度は、平成22年度以来の(ア)と(イ)に関する基礎的データ・知見の収集・整理を、さらに進めるとともに、平成23年度に続いて(ウ)に関する知見の発表をした、ということになる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
守護関係史料・論考の収集・整理を継続的に進めることができている。また、その過程で得られた知見 を、引き続いて論文のかたちで公表できている。
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今後の研究の推進方策 |
富山での研究生活が長くなり、中央の情報を、なかなか得にくく感じるようになった。関東・関西圏への史料・論考調査や、同地域の研究者との情報交換が、引き続き重要かと思われる。
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