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2011 年度 実績報告書

近代日本形成期における「議論」の歴史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22720247
研究機関神戸大学

研究代表者

三村 昌司  神戸大学, 人文学研究科, 助教 (40525929)

キーワード日本史 / 明治新政府 / 公議
研究概要

平成23年度は、昨年度に蓄積したデータの分析を進めつつ、さらに追加の史料調査を行った。
具体的には昨年度調査を行った「秋元家文書」「三田家文書」の調査を進めるとももに、刊行されている『学海日録』や『三田市史』資料編第5巻の調査を行った。追加の史料調査としては、埼玉県立文書館において「埼玉県行政文書」・「根岸家文書」・「長谷川家文書」・「小林家文書」における明治前期の政治史関係史料を目録から抽出し、そのなかでも当時の「議論」にかかわる史料を調査した。
また、国立国会図書館において公議所関係の書籍・史料を調査した。なお、当初国立国会図書館で予定していた明治12年度の各府県の議事録調査及び「議論のあり方」にかかわる翻訳本・著作の調査は、国立国会図書館近代デジタルライブラリーを中心に調査を行った。
昨年度および今年度調査研究の結果まとめられた研究成果は、『三田市史』第2巻通史編2近代・現代(2012年3月発行)において、「公議所の開設」「三田藩公議人・九鬼求馬」などの項目にまとめることができた。これらの研究成果では、調査した全国各地の公議人の動向を参考にしながら、全国の公議人の動向に比して、独自性をもっていた三田藩公議人(九鬼求馬)の動向を詳細にまとめるとともに、全国公議人の「議論」イメージと三田藩公議人の「議論」イメージを比較検討することにより、当該期の「議論のあり方」がもっている意味にもふみこみ執筆することができた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 三田市史第2巻通史編2近代・現代2012

    • 著者名/発表者名
      三村昌司
    • 総ページ数
      1180
    • 出版者
      三田市

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公開日: 2013-06-26  

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