研究課題
若手研究(B)
本研究では、近代日本形成期において、議事機関における議論がどのように行われていたかについての研究を進めた。具体的には明治初年の議事機関である公議所を対象として、三田藩・喜連川藩などの公議人の動向を分析し、公議所で議論がどう進められていたかを明らかにすることにつとめた。結果として、明治初年の議論は、「衆論」とよばれるような議論を経たうえで政治的な正当性が承認されるあり方と、数の多寡とは関係なく原理的に正当であるとするあり方との相克に特徴があることを明らかにした。
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ヒストリア
巻: 220 ページ: 85-107