研究課題
若手研究(B)
本研究では、戦前から戦後にわたり活動した婦人活動家をめぐり、いわゆる「戦争協力」とその後の「転向」に焦点を当て、その必然性を読み解いた。「生活」という日常的な営みをめぐる権利拡張や救済を求めた奥むめおらの運動においては、その「生活」そのものが実は不断に多様なポリティクスのさなかに置かれている構図が主題化されにくかった。これは、近現代における私生活領域に対する政治の作用の産物でもあり、本研究ではこのことを視野に入れた、社会運動を把握するためのフレームの見直しを行うことにもなった。
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歴史学研究
巻: 898号 ページ: pp114-123
国民生活研究
巻: vol51、no4 ページ: pp30-45