研究課題
若手研究(B)
本研究は、南北モンゴル各々の地域を事例に、清代から近代までに通底する遊牧社会の基層構造の解明を試みた。北モンゴルでは、ソム(佐領) が清朝の統治システムとして十分機能していなかったこと、南モンゴルでは、王公不在のフルンボイル地域における小規模な地縁集団「アイマグ」の社会的機能を明らかにし、アイマグが1945 年まで同地域の基層を規定していたことを解明し、今後の遊牧社会研究における、ひとつの通時代的モデルを構築した。
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『近世東アジア都城史の諸相』白帝社
巻: 刊行予定
国際シンポジウム"東アジア歴史の実体と新しい清史研究の方向を探って"
ページ: 117-129
東洋学報
巻: 第93巻第3号 ページ: 1-25
満族史研究
巻: 第10号 ページ: 109-112
CNEAS Report
巻: vol.2 ページ: 84-89