研究課題
若手研究(B)
本研究は、清朝治下の東トルキスタン・オアシスにおける文書行政について検討し、清朝統治の実態解明に取り組んだ。本研究により収集された文書史料から、現地ムスリム有力者、なかでもハーキム=ベグの地位にあった人物が、 オアシス・レベルの行政と外交で主導的役割を果たしていたことが明らかとなった。また、 ハーキム=ベグ職にあったムスリム有力者を中心として、清朝権力と中央アジアの在地社会が繋がりを持つ、政治空間が形成されていたことを指摘した。
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遊牧世界と農耕世界の接点-アジア史研究の新たな史料と視点-『学習院大学東洋文化研究所調査研究報告書』
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