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2011 年度 実績報告書

住民参加型GISの利用によるラオス都市近郊農村における生活環境の変動に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22720319
研究機関奈良女子大学

研究代表者

西村 雄一郎  奈良女子大学, 文学部, 准教授 (90390707)

キーワード地域環境・災害 / 住民参加 / GIS / 環境 / 生活行動
研究概要

本年度ではラオスの首都ヴィエンチャン近郊の農村地域で住民参加型GISを導入・利用し,村民・現地の研究者とともに継続的・長期的な生活環境・自然環境に関わるデータを取得することを可能にする新しい方法の開発を行った村民の日常生活行動と周辺の環境に関わるデータを長期的に取得し,日~季節などのサイクル的な変化と都市化や開発などによる直線的な変化の両者を継続的に住民自身・現地研究者・申請者の三者で収集・分析を行うことができるしくみを作った.
本年度は平成22年度に検討したシステムについて,それを実際に構築する作業を行った.GPS・PDA・GPS搭載デジタルカメラなど位置情報が記録可能なフィールドツールを利用して,地域の生活環境・自然環境に関するデータの継続的な取得を行う仕組みをつくった.これによって自然環境下での空間的な位置などの記録の正確性を確保したデータを取得することができる.ここでは無線LANによる通信機能,タッチ型デバイスを利用することによって,簡潔に記録・アップロードすることが可能なしくみをつくった.また,同時に電子情報以外のさまざまなデータを記録・電子化する方法についても検討した.
また,このような方法が東日本大震災の際に活用されたことから,関連する内容を国際学会において発表し,住民参加型GISにおける新しい取り組みを提示した.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 東日本大震災/ソーシャルメディアと地理学2011

    • 著者名/発表者名
      西村雄一郎
    • 雑誌名

      GIS NEXT

      巻: 36 ページ: 73

  • [学会発表] The Emergence of Neogeographers in the Great East Japan Earthquake 2011 : Crisis Mapping Project Using Free and Open Source Software for Geospatial2012

    • 著者名/発表者名
      Yuichiro NISHIMURA, Toshikazu SETO
    • 学会等名
      The Association of American Geographers 2012 Annual Meeting
    • 発表場所
      Hilton New York(New York)
    • 年月日
      2012-03-28
  • [学会発表] ラオス首都近郊農村におけるGPS・GISを活用した生活行動調査・時間地理学的分析の方法について2011

    • 著者名/発表者名
      西村雄一郎
    • 学会等名
      2011年度地理情報システム学会学術大会
    • 発表場所
      鹿児島大学(鹿児島)
    • 年月日
      2011-10-15
  • [学会発表] 日本におけるGISを用いた災害情報共有の可能性と課題2011

    • 著者名/発表者名
      西村雄一郎
    • 学会等名
      立命館大学歴史都市防災研究センター第40回京都歴史災害研究会
    • 発表場所
      立命館大学歴史都市防災研究センター(京都)(招待講演)
    • 年月日
      2011-07-11

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公開日: 2013-06-26  

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