回游魚利用の歴史地理学的研究

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22720323
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 人文地理学
• 研究機関: 東京学芸大学
• 研究代表者: 橋村 修 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (00414037)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 回游魚 / 歴史地理学 / シイラ / 日本列島 / 台湾 / マルタ / 浮魚礁 / 資源

研究概要

本研究では、歴史地理学方法と民俗学的方法を用いて、回游魚と人との関係の解明をおこなった。調査地は、日本列島、琉球諸島、台湾、フィリピン、ミクロネシアのパラオ、地中海のマルタである。回游魚と人との関わりについて、アジアの中での日本の位置づけをおこない、さらに、アジアとヨーロッパとの比較文化研究をおこなった。

研究成果

• [雑誌論文] コスタリカにおけるシイラの漁業と利用 (2013)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 雑誌名: 国際常民文化研究叢書 巻: 1巻 ページ: 47‐55
  • 査読あり
• [雑誌論文] 地中海マルタにおけるシイラ漁業と沖合集魚装置漁業 (2013)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 雑誌名: 国際常民文化研究叢書 巻: 1巻 ページ: 153-160
  • 査読あり
• [雑誌論文] 沖合集魚装置漁業をめぐる漁場利用の史的展開 (2013)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 雑誌名: 国際常民文化研究叢書 巻: 1巻 ページ: 127-151
  • 査読あり
• [雑誌論文] 日本列島周辺海域における回游魚シイラの漁業と利用 (2013)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 雑誌名: 国際常民文化研究叢書 巻: 2巻 ページ: 159-178
  • 査読あり
• [雑誌論文] 「東日本大震災後の沿岸部漁村の様子と昭和8年津波記録」、水津嘉克編『「東北地方太平洋沖地震」で被害を受けた漁村部と地域住民の現状と支援課題に関する実践的研究』 (2013)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 雑誌名: 平成24年度東京学芸大学「重点研究費」研究成果報告書 ページ: 11-21
• [雑誌論文] 「漁業関係の金石文(顕彰碑等)からみた移動と漁業-漁場開発、漁法伝播-」、菅美弥編『マイノリティとジェンダーの視点からみる人口流動:教育資料開発にむけて』 (2013)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 雑誌名: 平成24年度東京学芸大学「重点研究費」研究成果報告書 ページ: 65-73
• [雑誌論文] 食の安全・信頼を造る地域の魚をめぐる漁撈・加工・魚食-資源循環の民俗- (2012)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 雑誌名: 生活学論叢 巻: 21 ページ: 23-25
  • 査読あり
• [雑誌論文] あま漁村の俵物諸色海産物の採取と集荷の権利-近世後期の肥後国天草郡二江を事例に- (2012)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 雑誌名: 東京学芸大学紀要人文社会科学系II 巻: 63 ページ: 169-184
• [雑誌論文] 「地中海マルタにおける集魚装置漁業と魚食文化」、岩田重則編『グローバリズムの中の民俗学』 (2012)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 雑誌名: 平成23年度東京学芸大学「重点研究費」研究成果報告書 ページ: 25-38
• [雑誌論文] 「モライウオ・ヌスミウオ再考漁師の移動とカンダラ-」、出口雅敏編『比較地域研究の手法による移動民研究』 (2012)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 雑誌名: 平成23年度東京学芸大学「重点研究費」研究成果報告書 ページ: 15-26
• [雑誌論文] 「飯岡の民俗と震災津浪」、水津嘉克編『「東北地方太平洋沖地震で被害を受けた漁村」の現状と支援課題に関する調査』 (2012)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 雑誌名: 平成23年度東京学芸大学「重点研究費」研究成果報告書 ページ: 4-28
• [雑誌論文] 日本列島における「旬」をめぐる環境民俗-地魚・回游魚・地元民- (2011)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 雑誌名: 文化人類学研究 巻: 12 ページ: 34-51
  • 査読あり
• [雑誌論文] 漁業 (2011)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 雑誌名: 新上五島町北魚目の文化的景観保存計画 巻: 1 ページ: 65-79
• [雑誌論文] 上五島の漁場利用 (2011)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 雑誌名: 新上五島町北魚目の文化的景観保存計画 ページ: 225-248
• [雑誌論文] 近世期における天草下島の東シナ海側の漁業と漁場利用 (2011)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 雑誌名: 文化的伝統の息づく大江の農村景観 巻: 1 ページ: 106-117
• [雑誌論文] 地域の魚の見直しを!-シイラと人との関わりに見る古今東西- (2010)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 雑誌名: SHIP&OCEAN Newsletter 巻: 223 ページ: 2-3
• [雑誌論文] 「魚の民俗史的履歴」の試み-日本国内、世界各地で評価の分かれる回游魚シイラ- (2010)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 雑誌名: BIOSTORY 巻: 14 ページ: 96-101
• [雑誌論文] 「薩藩沿海漁場図」にみる知覧と頴娃 (2010)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 雑誌名: ミュージアム知覧紀要・館報 巻: 12 ページ: 34-39
• [学会発表] 食の安全・信頼を造る地域の魚をめぐる漁撈・加工・魚食‐資源循環の民俗‐ (2012)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 学会等名: 日本生活学会第39回大会
  • 発表場所: 大阪大学中之島センター(大阪府)
  • 年月日: 2012-06-02
• [学会発表] マルタにおける集魚装置漁業-MalteseFADsFishery」国際常民文化研究機構「漁場利用の比較研究」 (2012)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 学会等名: 平成23年度第2回共同研究会
  • 発表場所: 関西学院大学(兵庫県)
  • 年月日: 2012-02-18
• [学会発表] 「有明海をめぐる漁場紛争に関わる史料と絵図-明治20年代の長崎県と熊本県」、国際常民文化研究機構「漁場利用の比較研究」 (2012)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 学会等名: 平成23年度第2回共同研究会
  • 発表場所: 関西学院大学(兵庫県)
  • 年月日: 2012-02-18
• [学会発表] 海の民俗をめぐる諸問題-回遊魚、旬、災害- (2011)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 学会等名: 近畿大学民俗学研究所講演会
  • 発表場所: 近畿大学(大阪府)
  • 年月日: 2011-10-21
• [学会発表] 日本の「旬」をめぐる環境民俗論-地魚、回游魚、地元民 (2011)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 学会等名: 早稲田文化人類学会公開シンポジウム
  • 発表場所: 早稲田大学(東京都)
  • 年月日: 2011-01-22
• [学会発表] 回游魚シイラをめぐる漁業、利用、文化:「魚の民俗史的履歴」 (2010)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 学会等名: 地域漁業学会愛媛大会
  • 発表場所: 愛媛大学教育学部(愛媛県)
  • 年月日: 2010-11-06
• [図書] 漁業、魚、海をとおして見つめる地域 (2012)
  • 著者名/発表者名: 橋村修、冬弓舎
  • 総ページ数: 304(166-179)
  • 出版者: 「回遊魚利用をめぐる文化地理」林喜代美編
• [図書] 古事記環太平洋の日本神話(アジア遊学158) (2012)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 総ページ数: 208(183～195)
  • 出版者: 勉誠出版
• [図書] 「農水産業の変化」『荒尾市史通史編』 (2012)
  • 著者名/発表者名: 橋村修
  • 総ページ数: 1598(1464～1481)
• [備考]
  • URL: http://univinfo.u-gakugei.ac.jp/u-gakugei/hp/hasimura1.html